毎日がちょっと明るくなる*栄養学検査値 情報

予防のための我慢でなく、食材の選び方・栄養についてや、検査値との関連など日々の健康に役立つ知識を配信していきます☆   身体が整い、日々が明るくなるお手伝いが出来たら幸いです! <資格> ・臨床検査技師 ・栄養士 ・糖尿病療養指導士 CDEJ

糖質と上手く付き合うためには?

糖質制限」という食事法が一時期ブームとなりましたが、

一般に連想されるのは「炭水化物抜き」の食事法ではないでしょうか。

しかし糖質制限 と 炭水化物抜き とは似て非なるもの。

今回は”糖質"と上手く付き合うためのコツをお伝えします。

 

  1.  炭水化物抜きではなく、糖質を今までより少なめに。
  2. べジファーストよりカーボラスト
  3. 朝ジュースをやめる
  4. まとめ

 

1.炭水化物抜きではなく、糖質を今までより少なめに。

炭水化物=糖質+食物繊維

食物繊維は食後の血糖値の上昇をなだらかにし、また腸の掃除をしてくれたりと

なくてはならないもの。

この食物繊維は制限するべきものではありません。

 

また最近悪とされている糖質も、決して悪いものではなく身体に必要なものなのです。

ただ、元々日本人は米文化で主食が大好き。また間食の和菓子ももち米やあんこなど、全体的に糖質量が多めであることが問題。

・ラーメン×ライスなど重ね食いをやめる

・ご飯お茶碗1杯分から小盛にしてみる

・糖質を代謝しやすくするビタミンB1を一緒に取る など

お米などの主食や間食を全く食べなくするのではなく、

今までより少し低糖質にするだけで体感は変わってくるはずです。

*若い女性など、元から気にして主食を食べなさすぎている方は逆に糖質を取った方がいいです。

 

2.べジファーストよりカーボラスト

食べる順番にこだわることは、食事の量を減らすよりも重要です。

http://yazuken.jp/subsidy/%E9%87%91%E6%9C%AC%E9%83%81%E7%94%B7_%E5%8A%A9%E6%88%90%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%88%90%E6%9E%9C%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%E2%91%A1.pdf

しかし、必ずしも野菜を最初に食べるべジファーストでなくてもよいことがわかってきました。

大切なのは、カーボ(ご飯、パンなど主食)を最後に食べること。

野菜や肉魚などたんぱく質を取ってから糖質を取れば、食後の血糖値急上昇が

防げます。

私のおすすめは汁物から先に食べること!

汁物の先食べで腸が温まり、消化されやすくなります^^

 

3.朝ジュースをやめる

朝食にフルーツを使ったスムージーだけ飲む方、いらっしゃるのではないでしょうか。

しかしこのスム―ジー、糖質たっぷり。しかも液体にされていることで吸収が抜群に良くなってます^^;

血糖値の急上昇も起こるうえ、吸収しきれず余った果糖が簡単に脂肪として蓄積されるので、スム―ジーだけで済ませてしまうのはNGです。

スム―ジーを飲んだ20~30分後に、きちんと別の朝食を取るなら問題ありません。

むしろインスリンの分泌が促され、その後の食後血糖値の上昇が緩やかになるのでこちらは良い効果があります。

 

まとめ

糖質制限と聞いて、炭水化物や糖質を全て抜きにする必要はありません。

それよりも、血糖値を乱高下させないことが重要。

・今糖質を取り過ぎている人は少し少な目にする

・食事で糖質を取る順番は最後に

・糖質だけでなく、たんぱく質、脂質も一緒に取る

 

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ちょっとしたことに気を付けるだけで我慢しすぎることなく、食事を楽しむことが出来ます^^

最後までお読み頂き、ありがとうございました☆